キリストの 主張の起源に
貞広伴子/貝田マルシア明美 共訳Páginas: 164
このシリーズの第二巻である本書で、ジュッサーニ神父はいわゆる宗教心からイエス・キリストの出来事、つまり、キリスト教的な宗教経験への移行を示す。この出来事が、いかにして人間の注意を引き、いかにして確信となり、いかにしてその神秘を伝え、いかにして完全で新たな人生観によってその啓示を確固たるものにしたか。これが本書の内容である。
《わたしはこの本で、一人の人間がキリストを信じる根拠を述べたいと考えた。それは、ナザレの人イエスの出来事と人が自分のうちに持っている要求とが、人間的にも理性的にも完全に一致する点である》(本文より)